僕 と き み の 青 空 日 記 。
05.時間





2ヶ月が経ち、今日は2学期の終業式。



明日からは夏休み。





じゃあ、皆さん夏休みは怪我なく過ごしてください。



森崎先生もね!


そうゆう黒瀬が怪我するなよ。


クラスに笑い声が響く。









あの約束をした時から、彼女の姿はあの公園に、現れなかった。



連絡しても、留守電。


心配だった。










僕は、いつも通リ青葉公園を通って帰った。







その時、
いつも座っていたベンチに彼女がいた。






森崎さんっ!



清野さん..どこに行ってたんですか?
心配で心配で..



ごめんなさい。絵画の勉強をしにオーストラリアへと留学してました。




そうだったんだ。




僕は凄く安心した。





ゴホッ。ゴホッ。





大丈夫ですか?


すみません。留学してから体調悪くて。



病院に行ったんですか?


いいえ。
ただの風邪です。





彼女の顔を見ると顔色が悪く、少しやせ細っていた。





まだ、あの絵完成してないんです。

空とここから見える街の景色の絵。




そんな急がなくても、いいですよ。
僕はずっと待ってるから





あリがとうございます♪





僕は、この時間が
止まればいいのにと
思った。


まさか、君と一生、
逢えないなんて一回も
思わなかった。




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