君は太陽
「ねぇ藍「「うるさい!!!」」
一気に空気が凍った…
ゆきの声は図書室中に響き渡り、周りにいた生徒達は一気にゆきの方へ視線を集める。
優輝は目を丸くして固まっている。
でももう
そんなの関係なかった。
「もういい加減にして!!!なんで私があんたに付きまとわれなきゃいけないのよ!!!」
今までたまってた
感情が一気に言葉になってでてくる。
「あんたの優しさなんか、ただのエゴじゃない!!!周りに沢山囲まれて、ちやほやされて楽に生きてればいいのに!!!!なんで私と友達になりたいだなんて馬鹿な事言うの!?幸せだからって余計な事しないでよ!!!!!そーゆー人間が一番嫌いなの!!!」
はぁはぁと息が荒くなったのが分かる。
それと同時に、温かい何かが流れた…
「ぅっ………」
こんなの…どれくらいぶりなんだろう…
なんで…
わたし………
泣いてるの…?