君は太陽



「………。」


当然返事なんかしない


でも…
少しびっくりしてる自分に気付いた…

優しい…笑顔…

みんなと変わらない態度で
私にも笑ってる…

人気物になるのも分かる気がする…


そう言えば昨日もそうだったかな…


「ねぇ…昨日の事忘れちゃってないよね?」


担任がホームルームを始めているのなんかお構い無しの様に私に話しかける。


「………。」


私は彼を横目でチラッと見てすぐに視線を外す


「おっその顔は覚えてくれてるんだね♪」


ニコニコと少し赤らんだ顔を
私の方に向ける

何だか嬉しそう。

本当に猫みたい…


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