君は太陽



どうして彼が私に付きまとう様になったかは、原因不明。

私が何をしたわけでもない…

ほんの一週間前までは、何の面識も無い赤の他人だった



いい加減ほっといてほしい…


私の中にふつふつとイライラが込み上げてくるのが分かる。



それなのに…


「げっ…今日一時限目、飯田(イイダ)の授業だー。あいつ絶対俺の事目付けてるんだよなー」


わざとらしく、私に反応を得ようと大きな声で言う。


「…………。」


なんなの…本当に…
目的が分からないから
余計イライラする…


そんな事を思っていると、
同じクラスの女子が三人
優輝の席に近づいてきた。


「優輝~おはよー。」

「あー。おはよー」

「やーん♪今日も優輝かわいー」

一人の女子が優輝の頭を撫で少し照れぎみに言う。

「あのなぁ、男に向かってかわいーは嬉しくないから。だったらかっこいいって言えよ。」

少しふてぎみに、でもどこか楽しそうに優輝はその子の手を軽くはらう


「じゃあ。かっこかわいいで♪」

「おいおい。ほぼ変わってないから。」



あははと一斉に笑い出す優輝と女の子達。
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