虹色クレヨン
梓はリベンジしたいらしく、琴美に代わって引き続きオニになった。
あたし達はさっきと同じように隠れた。
琴美と流々はいつもスゴいところに隠れる。
例えば、ベッドの下やクローゼットの中の服と一緒になってたり、屋根の上やベランダに布団と一緒に干されてたり……
あたしと翔はいたって普通に隠れる。
で、すぐに見つかる。
今回もまた、和室でゆっくりしてます。
「そう言えば、奏の好きな奴は?」
ドキッ
「だ、誰だろ〜ねぇ……」
そう、この会話が全ての始まりだった。