虹色クレヨン
「……えっ?!」
ジャンケン……なの……?
「だからみんな待ってるし、あんま遅いと誤解されちゃうし、さっさと身支度しろよな。」
はぁー………
「あの、部屋から出てくれたら、とっても嬉しんだけどな。」
「ん?………あぁ、悪りぃ。」
あたしを起こしに来た翔は、パジャマ姿のあたしを背に部屋を出た。
てか、あたしを起こしにジャンケンで決めるなんて……
しかも翔だし……
まぁ、いっかぁ。
そしてあたしは服を着替え、顔を洗い、髪をセットして翔の前に行った。