愛し方を忘レた僕等
「おい、入ってこい!」
あたしは興味なさそうにあくびをする。
女子全員は息を飲む。
ザワッ!
「キャーー!!」
・・・・・んー。
80点?
あらら、まさかのイケメンな展開。
栗色の髪に癖毛、右目に泣きボクロ・・・。
・・・・・・ん?
「片岡玲斗。まあ、よろしく」
・・・・・・・無愛想な挨拶。
でも問題はそこじゃなくて。
「はぁあー?!」
女子達の悲鳴よりも大きな声で、しかも下品な声をだして立ち上がってしまった、あたし。
こんな展開ってありえない!
キモすぎる・・・。
でも・・・。
あたしの記憶が正しいなら・・・
この人、レイトだ。