愛し方を忘レた僕等
「・・・ホ、リホ!」
「わっ!アイ、どうしたの?」
「リホってばボーっとしすぎ!もう昼休みだよー」
あ・・・。
「ごめーん!考え事してた」
アイはわざとらしくふてくされた顔をしたけど、ある人を見て目を輝かせた。
「ねえ、あの転校生超かっこいいよね!」
「んー確かにね・・・」
「ぇっ!リホが男に興味示すとか珍しい!」
「ち、違うの。あれはなんて言うか・・・」
あたしは大まかに、幼なじみに似てる事をアイに伝えた。
・・・初恋だったとかは言わないけどね。
「えー?すごい!マンガみたいじゃん!!」
「・・・でもまだわかんないし。もし幼なじみでも、あたしの存在はバラしたくないから・・・。アイ、大声であたしの名前を呼ばないでね?」
「え~?なんか面白そうなのに!しょうがないな~」