愛し方を忘レた僕等
「・・・彼氏じゃないし。別に誰と帰ろうとケイトに指摘される筋合いないし」
ビクビクしながらも、結構強めに言ったあたし。
だって、正論だもん。
「あ?お前はいつからそんなに偉くなったんだよ。お前は俺の奴隷だろうが」
冷や汗が頬を伝う。
なんであたしは何も言い返さないの?
「明日から他の男と喋んな」
・・・・・・は?
反論しようとした瞬間、レイトは窓をピシャッと閉めた。
・・・・・・そんなの誰が従うの?
もうあの幼くてレイトの言いなりだったあたしじゃないんだから!
レイトなんか、逆から読んだらトイレのくせに!