愛し方を忘レた僕等

ドンッ
ドンドンッ!!


――――ん?

体を起こして何の音だろうと確認する。

まだアラームもなってない。
こんな朝から窓を叩く音。

･･････アイツか。


ドンドンドンドンッ

エスカレートしてく窓を叩く音。

･･･････完全無視。
あたしはもう一回ベッドに入ってまどろもうとした。



バンバンバンバンッッ!!!!


･････････。
いい加減怖い!

あたしは嫌々起き上がり窓の鍵を開けた。
その瞬間･･･。

ドタドタッ
ガタンッ

―――――――――!!?


何が起こったのかわからない。

とりあえず、あたしは壁に背をつけて座っている。
その上に覆い被さって、逆光で顔は見えないけどなにやら怒っている感じのレイト･･･。


ていうか、なんでこんな状況になってんの。