愛し方を忘レた僕等
▽ ▽ ▽ ▽ ▽
――――――RRRR!!
・・・・ピッ。
いつもと変わらない朝。
相変わらずうるさい携帯のアラーム。
今日もいつものように意味のない1日を過ごすのかと思うと、身震いしてしまう。
それでも同じ事を繰り返すあたしは、バカなのだろうか。
のそのそとやる気のない重い体を起こし、支度を始める。
制服を着て髪をゆるく巻いて、ナチュラルメイクをして、あたしは重い足を学校まで引きずろうとしていた。