愛し方を忘レた僕等




もちろん今はただの友達だ。
変な感情は微塵もない。


「俺が今日、一番にお前に話かけてやってんだから感謝しろよ!」

・・・ウザイ。


「カイチに話しかけられると、1日が台無しだっつーの!」

「うわっ!ひでえっ!俺様に罵声を浴びせるなんて、後悔するからな!」


「へ~い。もう後悔してる。あんたに話しかけられた事に!」

「ちょっ・・・ふざけんな!」


とりあえず逃げるあたしと、追いかけてくるカイチ。
こうしていつものように今日が始まる。

明日も明後日も
ずーーっと。



・・・・・と思ったのに・・・。
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