DEAR はたちのあたしへ
時間が経つのは早くて、もう放課後になってしまった。


緊張しているアタシとは裏腹に、俊は放課後ヤボ用あるから10分くらいしたら行くね。…なんて言ってるし。



そしてアタシは先に図書室で待つことにした。


………俊遅い…


アタシは座ったり立ったり本を読んでみたり並べてみたりを繰り返していた。





その時…

ガラガラ

と、図書室の戸が開きアタシは同時に振り返った。



そこに居たのは、30分遅れてやってきた俊だった。
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