starry night



家に帰って、ばあちゃんに泣きながら聞いた。



「パパってなに?僕にもパパはいるの?パパはどこなの?パパに会いたいよ!」




ばあちゃんは困った顔をして、俺を抱きしめた。



ごめんね、ごめんねと
囁きながら。




何も言えなくなった。

ばあちゃんが、好きだったから。

ばあちゃんを困らせたくなかった。

俺の世界の全ては

ばあちゃん、そして




リア。





< 50 / 56 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop