黒蝶【完】


「使ってくれてるんだ」


そう、私のケータイにはきのう要がからもらった蝶のストラップがついていた。


「まあ、他につける所なかったしね」


そんな会話をしていると、小川晴香が近づいてきた。


「何の話してるの?」


急に話しかけてくるなんて、彼女の意図が分からない。


「ストラップの話」


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