愛love it now
九条龍
キーンコーンカーンコーン
「起立!礼!」
『さよなら』
やっと学校が終わって
一息つくと
帰ろうとカバンを手にとった。
「あ!おい!桜木!」
そんなあたしを先生が止める
「はい、」
「お前、学校来てるのは偉いが、ちょっとその格好どうにかなんないか?」
先生はあたしの頭からつま先までを指して言った。
「髪型とか・・・な?」
遠慮がちに言う先生に
私はニコっと笑顔を向けた。
「先生!あたしこれ地毛なんですよ!
このくるくるも天パーで!」
あたしは、自分の髪をつまみ先生に見せた。
「さよなら」
そう言ってあたしは、先生のもとを去った