真っ赤な果実



―放課後―


「ヤバい!!早いよ…。」


「な~に言ってるの!!
早く行きなよ♪」


友里は緊張のあまり足がすくんでいた。



「えりも一緒にきてよぉぉぉ」


ついには半泣き状態!!


「は?!あたしが行ってなんの意味があるのよ!?」



その時。
優哉が友里を探にきた。


走ってきたらしく、息が乱れていた。


少し切れている息を正常に戻して、少し眉をさげた優しい笑顔で友里に話しかけた。



「行こうか…?」



「……///」

「何してんの!!
友里!?

まったくもう…。
はい 優哉。」


えりは動けない友里の手を引っ張って、優哉のもとにつれていった。



「ありがとう。並木。」


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