真っ赤な果実
優哉とサキは近くの喫茶店にはいった。
適当に注文をきめて、お互いの注文が届くとサキが口を開いた。
「じゃあ本題に入ってもいい…?」
「うん。」
サキは、コップの中の氷をストローでかき混ぜながら話し始めた。
「澤村大和は二年前、プリンスと呼ばれていたの。」
優哉はびっくりした顔でサキをみる。
「しょーがないわ。
今はイケメン不良と呼ばれているらしいからね…。」
サキは一枚の写真をだす。