真っ赤な果実
《バスケ部の皆さんと、澤村大和くん。
お客様がいらっしゃっています。
至急 校長室までおこしください。》
校長室にはいると、先生たちと監督と友輝さんがいた。
外には野次馬も沢山いた。
友輝さんが話し始めた。
「さて、皆さんを集めたのには理由があります。
今回のバスケ部の部費窃盗についてです。
僕が話すよりは、彼女に話してもらった方がいいかもしれません。
香川先輩、入ってきてください。」
野次馬の間を颯爽とあるき、派手だが綺麗な人が入ってきた。
「お願いします。」
友輝さんがにこやかにお願いすると、香川さんが話し始めた。