ハツコイ


「もう。本当にナナは馬鹿なんだから!」


「だって~…!!!!
やっぱり体育の先生だったんだもん…」


今さら遅いと分かっていながらも、必死にミキに言い訳をする。
何の意味もないけど。


「もし、体育の先生じゃなくて音楽の先生だったとしても、笑ってたくせに。」


「ぷっ!!
あれで音楽の先生だったら、それこそ爆笑しちゃってたよ!!!」


「ほらね。結局あんたは笑ってたってこと」


うぅ。確かに。



ミキにビシッと指摘され、思わず肩がすくんでしまう。

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