ハツコイ
あのニヤリとした顔を思い出すと、テンションがガタオチだ。
「まぁ、いいじゃん!
担任も悪い人じゃなさそうだし。
熱血っぽいっていうか、暑苦しいって感じだけど」
「だからだよ!
あたしが苦手なタイプって知ってるでしょ…」
「うん、確かに。
完全にナナ目つけられてたしね。」
明日からあたしどうなるんだろう…
高校生活一日目。
テンションが上がったり下がったり、なんだか分からないけれど、家に帰り着くころにはあたしはヘトヘトに疲れていた。