ハツコイ
開き直ってたはずが、改めて掘り返されると恥ずかしさがこみ上げてくる。
「も~!!
昨日のことは忘れて…。」
「「無~理~!!」」
こういう時だけ息がピッタリのミキと陽平。
なんだかんだ言いながら、仲が良いんだ。
「おーい、席につけー」
そう言いながら、担任の平田が教室に入ってきた。
ミキと陽平はニヤッとしながら、あたしを見てくる。そんな二人を睨みながらアッカンベーをしてやった。
平田は教壇の上からあたし達を見渡す。