ハツコイ

そう言って、手を上げ立ち上がったのは陽平。


「おっ!向井やってくれるかぁ。
じゃ、決まりな」


「うぃっすー。」


陽平の方を見ると、あたしの視線に気付いたのか、ニカッと笑い親指を立てグーサインを出している。


あたしが本気で嫌がってたから、助けてくれたのかな。

やっぱり陽平は良いヤツ。
改めてそう思った。

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