うちのダンナ様
「言っときますけど俺の嫁ですからね。」
「だから何すか?バラしますよ?」
校長とか?
って…あれ?うちの立場は?
「はぁ・・・。言えるもんなら言えばいいじゃないですか。」
「んじゃバラすゎ。」
わーーーー。
ちょっと、2人でバトってないでよ。
うち会話は入れないじゃん・・・。
「バラせばいいじゃないですか。
そうすれば俺も奏とお家でゆっくりできますから。」
・・・ケンカ中に「お家」って。
ガキかあんたは。
もぅ、“バレるかも”とか言う危機感ないし。
「そもそも先輩が俺のパシリやればそれで済むんすよ。」
「はぁ?奏に何やらすんですか?
奏は俺のですからね?」