1ミリのキセキ

サアヤ「気づいてるかもしれないけど
愛華って結構なお嬢様なのよね…。」


ミア「…ああ。」


サアヤ「美愛たちのアパートも愛華の持ち物なのよ？」


ミア「……。」


サアヤ「愛華の叔母さんが不動産会社をこっちでやってたんだけど
居なくなっちゃったから…今は愛華の物なの。」


ミア「…へぇ…。」


サアヤ「愛華は生きてた頃…
お母さんもお父さんも社長だったの。


家もすごく大きくて、庭も広々としてて…。


贅沢なセレブみたいな家の子供だったし。


美愛はね…？
今はあんなんだけど
昔は大人しくて、人見知りも激しかったのよ？


幼い頃から礼儀作法を叩き込まれてたから
清楚なお嬢様って感じで手つきとか動きの一つ一つが綺麗だった。