それでも君が好き
「あっ!!もうこんな時間?!
一輝、保育園のバス来るよ!!」
時計は8時10分過ぎ。
急いで一輝に制服を着せて外に出た。
「ねぇ~、ママぁ?」
「ん~?なぁに???」
待っている間はいつも二人で喋ってる。
楽しいし一輝の言葉の勉強にもなるし。
昨日はしりとりだったなぁ~…
今日は昨日の続きかな?
そう思ってたけれど、そんな簡単な話じゃなかった。
一輝はあたしが恐れている言葉を口にした。