それでも君が好き
俺ってそんなに頼りねぇのかな・・?
なぁ・・・・、奈由・・。
教えてくれよ・・・。
どうしたら俺のコト、
好きになってくれんの?
どうしたら俺のコト、
愛してくれんの?
俺はこんなにも奈由が好きで、好きで・・・愛しているのに。
「奈由?俺のコト・・・」
心の中でどう思ってる・・・・・?
「さっ、お粥でも作るかぁ~..」
奈由の鞄を元に戻して俺はキッチンに向かった。
この時、
ちゃんと奈由の鞄の中を見てたら良かったんだ―――...
ちゃんと俺が鞄を見ていたら―――・・・
奈由は傷つかずに済んだのにな・・・?
―――・・・ごめんな、奈由。