◇隣の君◇トナリノキミ


「何処が変だった!?まさか、一緒に帰ろうとかなんか言ったりしたから!?」


「そうだよ(笑)あと最初俺と会った時敬語だったもん。でも今は敬語じゃなくなってるし変だし?変だし」


「えーまじ?最悪だ。なんかあたし人見知りがなおったら敬語じゃなくなるんだよ。宮島君はもう人見知り治ったから普通に喋れるの」


ぷぷぷっ
ん?宮島君の方をみると
笑いを堪えているみたい。

「ちょっちょっとお!そんな笑うことないでしょ!?恥ずかしいじゃん」


「あははは!まじおもろいは未島さんは。ふはは」


宮島君ったらーもう…
びくっ!
痛い視線が伝わった。
ばっ!後ろを振り向くと
なにもいなかった。
あたしたちは見られてるとも
知らずに…



< 11 / 240 >

この作品をシェア

pagetop