◇隣の君◇トナリノキミ



「あのさ…?亮哉君ってさ。」

言おうとしたら話かけられた。


「亮哉でいいよ。」



「えっあっうん。亮哉ってさ双子とか兄弟とかいる?」


亮哉の顔は青ざめる。
え!?
あたしなんかいけないこと言った!?
青ざめた後素直に


「兄弟いるよ。双子じゃないけどね。」


亮哉の顔は普段の顔に戻っていた。


「いるんだ…。宮島…啓太でしょ?」


「おっ知ってるんだ。紗香と一緒のクラスだよね。俺見たんだ一緒にクラス入って行ったの。紗香の顔赤くなってたよ。くす」


笑われた。


「そうなんだ。ってえ!?私赤くなってたの?やだ!恥ずかしっ」

< 125 / 240 >

この作品をシェア

pagetop