◇隣の君◇トナリノキミ




宮島君からメールがきた。
開いてみるとさっき送ったメールの返信が来ていた。


――――――――

了解。
少し早めに出とくね 。



顔文字がついていた。



宮島君……可愛いと思った。
今の時間は6:OOだった。
後3O分だった。

近いから25分に行こう。



「紗香~。今日どこ行くの?今日は男の子とすごすの?女の子とすごすの?」




お母さん一々煩いんだよね…


「女の子とすごすの~。なんで男子とすごさないといけないの~?」



咄嗟に嘘をついた。


「あら~そう。分かったわ!」




下からお母さんの声が聞こえなくなった。

あと1O分か!
早く宮島君とすごしたいよ。




< 141 / 240 >

この作品をシェア

pagetop