◇隣の君◇トナリノキミ



「友達になろ~♪知ってる人居ないんだ…。1年の時の友達と違うクラスだからいないの。なってくれる?」




やった~♪
クラス替えしてまた友達出来た
ラッキーじゃんね。
私は勿論…



「いいよ♪友達なろなろ~。私も知ってる人達いないの!」



女の仔は目を輝かせて言ってきた。




「本当!?ありがと~♪嬉しいな♪私の名前はねぇ保谷麻菜美(ホタニマナミ)っていうの。よろしくね」



「麻菜美ちゃんか♪よろしく~!私は未島紗香って言うのー。」


「ていうか、麻菜美でいいよー。私は紗香って言うから。」




「うん。了ー解」


教室の扉が開いた。
そこにいたのは宮島亮哉だった。


「亮哉!?」


私が叫んだからこっちを見て微笑んだ。
やっぱり綺麗な微笑みかただな
見とれちゃう。



< 153 / 240 >

この作品をシェア

pagetop