◇隣の君◇トナリノキミ
―――――――デート当日
赤橋は時間どうり噴水広場に来ていた。
すると前から人影が見えてきた。
前の人影も俺に気付いたらしくて俺に近づく。
「達哉!遅れてごめんね。……さぁ遊園地行こう!」
「は?券あんの?」
するとあすかはポケットに手を突っ込んだ。
突っ込んだ後すっと券を出した。
「あるよ!ここに。お父さんから貰ったの。遊園地の券があるって。」
「ならいいわ。行こっか」
周りの人に見ればカップルに見えるだろう。
誰からの視線を浴びなかった。