紅蒼ノ魔女(仮)
うんうん、と一人で頷いていると。
「声に出てる。」
まさしく言い争いの原因である人物がそばに来ていた。
「やぁ、サイリ。
本人に真っ正面から言っていないだけマシでしょ?」
声に出てしまったのではなく、わざと出したのだ。
だってムカついたから。
「だから私にもきかせるべきよ!」
「無理だって言ってるでしょ!」
まだ続いているよ。
よくやるなー。
「サイリはあれ、止めなくてもいいの?」
「別に。
それより話。」
なるほど。
魔女についての話とわかったから、さっさとこちらに来たわけだ。
正しい判断だね。
「リーシィ!」
サイリを僕達が乗っていた馬車に乗せてからリーシィを呼ぶ。
すると、怒りマークを何個も頭の上に浮かべ、戻ってきた。
「あぁ、本当にムカつくわね、あの娘…!」
「まぁまぁ、落ち着いて。
目的の人物はもう乗ってるから、すぐに出発させよう。」
僕達も馬車に乗り込んだ。
「サイリ様!?」
後ろで必死にサイリを探すシュリアがいたが…
気のせいということにした。
_________
___________
出発して少ししてから僕は口を開いた。
「さっき僕がみんなから離れた時、蒼い髪と瞳を持つ男、蒼魔者に会った。」
「蒼色…
また新しい種族ね。」
「僕は運がいいからね。
とりあえず聞けることをできるだけ聞き出そうとしたんだが…」
「無理だったの?」
「いや、聞けたには聞けた。
だが各魔女族に少なくとも一種は魔獣がついている、このぐらいしかわからなかった。
どうして、魔女と人間の仲が悪くなったのか、どうして争うのか、それは頂しか知らないらしい。」
戦争のことはサイリには言えない。
なので争うという言葉をつかい軽く隠した。
「声に出てる。」
まさしく言い争いの原因である人物がそばに来ていた。
「やぁ、サイリ。
本人に真っ正面から言っていないだけマシでしょ?」
声に出てしまったのではなく、わざと出したのだ。
だってムカついたから。
「だから私にもきかせるべきよ!」
「無理だって言ってるでしょ!」
まだ続いているよ。
よくやるなー。
「サイリはあれ、止めなくてもいいの?」
「別に。
それより話。」
なるほど。
魔女についての話とわかったから、さっさとこちらに来たわけだ。
正しい判断だね。
「リーシィ!」
サイリを僕達が乗っていた馬車に乗せてからリーシィを呼ぶ。
すると、怒りマークを何個も頭の上に浮かべ、戻ってきた。
「あぁ、本当にムカつくわね、あの娘…!」
「まぁまぁ、落ち着いて。
目的の人物はもう乗ってるから、すぐに出発させよう。」
僕達も馬車に乗り込んだ。
「サイリ様!?」
後ろで必死にサイリを探すシュリアがいたが…
気のせいということにした。
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出発して少ししてから僕は口を開いた。
「さっき僕がみんなから離れた時、蒼い髪と瞳を持つ男、蒼魔者に会った。」
「蒼色…
また新しい種族ね。」
「僕は運がいいからね。
とりあえず聞けることをできるだけ聞き出そうとしたんだが…」
「無理だったの?」
「いや、聞けたには聞けた。
だが各魔女族に少なくとも一種は魔獣がついている、このぐらいしかわからなかった。
どうして、魔女と人間の仲が悪くなったのか、どうして争うのか、それは頂しか知らないらしい。」
戦争のことはサイリには言えない。
なので争うという言葉をつかい軽く隠した。