紅蒼ノ魔女(仮)
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バンッバンッ!!
森にいくつもの銃声が響く。
ふぅと息をついてから、銃を持つ両手をおろした。
「嘘っ…!?」
「僕も嘘であってほしいけどね。」
久々にトラと会い、修業をすることになった。
というよりお願いしたのだが。
必要ないんじゃない?と言われていたが、トラは付き合ってくれた。
そしてこの結果に驚愕したようだ。
前回やった時と同じで、見えない的を狙い撃つのだが。
「外れてるわ…!」
全部命中させた前回とは違い、何発か的に当たらなかった。
僕は特に驚かなかった。
多分こうなるとわかっていたから。
「身体に魔力が慣れたみたいで、うまくつかえなくなったんだ。
あと気配も感じづらくなった。」
「それって危ないじゃない!
どうするのよ!?」
「それがわからないから、君を頼ってるんだけどね。」
うっ、と言葉をつまらせるトラ。
そして頭を手…前足で抑えて考え始めた。
「魔力につかわれていたカイヒ、というのが今までだとしたら、今は、カイヒが魔力をつかう、という状態なのよね。」
「まぁ、多分そう。」
「だけど魔力をうまくつかえないと。」
「そうだねー。」
今じゃ心の中で思っただけでは魔法が発動されない。
思った上で、それぞれの魔法を発動させる何かがあるのだろうと僕は考えていたのだが。
それを話してみると、違うとあっさり言われた。
「慣れ、もあるかもしれないけどそれぐらいじゃ外すことなんてできないわ。
基本魔法とは心で思い、それを武器をつかい放つ。
それを魔力がサポートしているから、魔力の強い者はカイヒみたいに簡単に魔法をつかいこなすのよ。」
なら僕はどうして外すようになってしまったんだ?
気配が感じ取りづらいのも…
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バンッバンッ!!
森にいくつもの銃声が響く。
ふぅと息をついてから、銃を持つ両手をおろした。
「嘘っ…!?」
「僕も嘘であってほしいけどね。」
久々にトラと会い、修業をすることになった。
というよりお願いしたのだが。
必要ないんじゃない?と言われていたが、トラは付き合ってくれた。
そしてこの結果に驚愕したようだ。
前回やった時と同じで、見えない的を狙い撃つのだが。
「外れてるわ…!」
全部命中させた前回とは違い、何発か的に当たらなかった。
僕は特に驚かなかった。
多分こうなるとわかっていたから。
「身体に魔力が慣れたみたいで、うまくつかえなくなったんだ。
あと気配も感じづらくなった。」
「それって危ないじゃない!
どうするのよ!?」
「それがわからないから、君を頼ってるんだけどね。」
うっ、と言葉をつまらせるトラ。
そして頭を手…前足で抑えて考え始めた。
「魔力につかわれていたカイヒ、というのが今までだとしたら、今は、カイヒが魔力をつかう、という状態なのよね。」
「まぁ、多分そう。」
「だけど魔力をうまくつかえないと。」
「そうだねー。」
今じゃ心の中で思っただけでは魔法が発動されない。
思った上で、それぞれの魔法を発動させる何かがあるのだろうと僕は考えていたのだが。
それを話してみると、違うとあっさり言われた。
「慣れ、もあるかもしれないけどそれぐらいじゃ外すことなんてできないわ。
基本魔法とは心で思い、それを武器をつかい放つ。
それを魔力がサポートしているから、魔力の強い者はカイヒみたいに簡単に魔法をつかいこなすのよ。」
なら僕はどうして外すようになってしまったんだ?
気配が感じ取りづらいのも…