紅蒼ノ魔女(仮)
そんな会話をして笑い合っていると、コンコンッとドアを叩く音が聞こえてきた。
「どうぞ。」
「失礼します。
サイリ様の婚約者が参られました。
リーシィ様も来るようにとのことです。」
リーシィを見ると明らかに嫌そうな顔をしていらっしゃる。
サイリ…って人の婚約者に会いたくないのかな?
「はぁ。
わかったわ。」
渋々言うと呼びに来た方、メイドらしき人がドアを静かに閉め、部屋を出ていった。
「大きい溜め息だね。
今かなりの幸せが逃げたよ。」
「毎日逃げっぱなしだからいいわよ、別に。」
ダルそうに立つと僕の頭に手をのせた。
それを左右に動かす。
つまり撫でられている。
「私は行くけどカイヒは寝てなさい。
その身体、早く治さなきゃ。」
ポンポンッと叩かれ手が離れた。
「色々とありがと、リーシィ。」
そう言うとリーシィは驚いた顔をした後、嬉しそうに笑ってくれた。
「じゃあね。
ゆっくりお休み。」
_________
___________
ふぅー。
1日にいろんなことありすぎて疲れた。
ってあれ?
ケガしてから日にちって過ぎたのかな?
まぁいいや。
「どうぞ。」
「失礼します。
サイリ様の婚約者が参られました。
リーシィ様も来るようにとのことです。」
リーシィを見ると明らかに嫌そうな顔をしていらっしゃる。
サイリ…って人の婚約者に会いたくないのかな?
「はぁ。
わかったわ。」
渋々言うと呼びに来た方、メイドらしき人がドアを静かに閉め、部屋を出ていった。
「大きい溜め息だね。
今かなりの幸せが逃げたよ。」
「毎日逃げっぱなしだからいいわよ、別に。」
ダルそうに立つと僕の頭に手をのせた。
それを左右に動かす。
つまり撫でられている。
「私は行くけどカイヒは寝てなさい。
その身体、早く治さなきゃ。」
ポンポンッと叩かれ手が離れた。
「色々とありがと、リーシィ。」
そう言うとリーシィは驚いた顔をした後、嬉しそうに笑ってくれた。
「じゃあね。
ゆっくりお休み。」
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ふぅー。
1日にいろんなことありすぎて疲れた。
ってあれ?
ケガしてから日にちって過ぎたのかな?
まぁいいや。