紅蒼ノ魔女(仮)

戦争

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クルと会ったあと、僕達は草原についた。


だが、誰一人魔女は見当たらない。



「みんな隠れてるみたいだね。」



微かに感じる気配。


それはきっと魔女達のものだろう。


ここが真ん中かな。


草原の中心となる場所まで行き、足を止めた。


ぐるっと周りを見渡す。


ここで始まり、ここで終わるんだよね。


そういえば最初から襲われた。


よく逃げられたな、僕。

なんて笑ってみる。


魔女について何も知らなかった魔女を支えてくれたリーシィには感謝してもしきれない。



「大丈夫。」



大きな空を見上げて呟いた。


平和に終わらす…のは無理だけど、戦争は止められる。






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それから2日がたち、いよいよ決戦日。


『やっと』なのか『もう』なのか。


自分がどう思っているのかよくわからないけれど。



「面白くなればいいよね、なんでも。」



ふと思い出す。


今日が決戦日ならそれはつまりサイリとシュリアの結婚式ということだ。


終わったら、自分の気持ちを言おう。


そう決めていたけどまだ迷っていたりもする。


戦争中に決めればいいか。


時間はまだあるんだし。


決して僕はのんきではないからね。


魔女達が草原に出て行くのを木の上から見つめる。


僕の姿隠しもしっかりと通用したようだ。


ホントこの魔銃はなんでもできるみたいだ。


自分に弾を撃ち込んだ時は少し吹き飛ばされたけど。


トラはかなり飛んでいっていた。


戻ってきた時にはさすがに怒られた。


うるさかったので、もう一度飛ばしたが…


僕は悪くないよね。






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紅魔女と蒼魔女が揃った。


頂同士が仲間の前に出て会話をする。



「ついに決着をつける時がきたな。」


「あらあら、紅魔女の頂さんはご自分達が勝つとでもお思いなのですか?」



蒼魔女の頂を初めてみたが、なんだかお姉さん、という感じの人だ。



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