紅蒼ノ魔女(仮)
_________
___________
「うわぁっ!」
「怯むな!
攻撃を続けろ!!」
魔法をくらった橙魔女が地面に倒れた。
しかしすぐさま立たされ、攻撃を再開する。
「大丈夫か?」
こっそりとその魔女にかけより声をかけた。
「セオリー様!
平気です、お気になさらずに。」
そう笑って言っているが、傷ができているのが見える。
それは目の前にいる魔女だけではない。
周りを見渡せば傷ついている者が沢山いる。
この戦争に勝ちたいと思ってやっている者がほとんどだ。
だけど、よく見れば。
いや、チラッと見ただけでもわかる。
「これでいいのだろうか…?」
やりたくもない戦争をやらせたままでいいのだろうか?
わからない。
わからないんだ。
敵陣を見つめれば、本気で私達を負かそうとしているのがわかる。
「そこの橙魔女!!
手を休めるな!!」
こちらもあちらも、お互い名前もよくわかっていない。
ただ紅魔女様は命令を下す。
私はそれに従い、敵陣に踏み込んだ。
剣と剣がぶつかり合った。
だけど、押してくる力は弱い。
「…やる気がないのか?」
「それはお前の方なんじゃねぇの?」
「……」
否定はできなかった。
「火よ、彼の者を包み込め…!
渦炎!!」
それでも戦うしかない。
そう思い、魔法を放つ。
炎は一度大きく広がり、やがて渦のように敵を包んでいく。
「威力が弱い。」
「…っ!」
「…水よ、我に冷たき流水を与えよ。」
炎が水によって消される。
なるほど。
こいつは強い。
だが…
「私のことは言えないだろう。」
「まぁな。」
___________
「うわぁっ!」
「怯むな!
攻撃を続けろ!!」
魔法をくらった橙魔女が地面に倒れた。
しかしすぐさま立たされ、攻撃を再開する。
「大丈夫か?」
こっそりとその魔女にかけより声をかけた。
「セオリー様!
平気です、お気になさらずに。」
そう笑って言っているが、傷ができているのが見える。
それは目の前にいる魔女だけではない。
周りを見渡せば傷ついている者が沢山いる。
この戦争に勝ちたいと思ってやっている者がほとんどだ。
だけど、よく見れば。
いや、チラッと見ただけでもわかる。
「これでいいのだろうか…?」
やりたくもない戦争をやらせたままでいいのだろうか?
わからない。
わからないんだ。
敵陣を見つめれば、本気で私達を負かそうとしているのがわかる。
「そこの橙魔女!!
手を休めるな!!」
こちらもあちらも、お互い名前もよくわかっていない。
ただ紅魔女様は命令を下す。
私はそれに従い、敵陣に踏み込んだ。
剣と剣がぶつかり合った。
だけど、押してくる力は弱い。
「…やる気がないのか?」
「それはお前の方なんじゃねぇの?」
「……」
否定はできなかった。
「火よ、彼の者を包み込め…!
渦炎!!」
それでも戦うしかない。
そう思い、魔法を放つ。
炎は一度大きく広がり、やがて渦のように敵を包んでいく。
「威力が弱い。」
「…っ!」
「…水よ、我に冷たき流水を与えよ。」
炎が水によって消される。
なるほど。
こいつは強い。
だが…
「私のことは言えないだろう。」
「まぁな。」