紅蒼ノ魔女(仮)
_____________
________________




「渦炎風!!」




炎の渦が強い風にのって向かってくる。





「守弾、連射。」




連続で発砲しシールドを張り、攻撃を消せば、反対方向から違う攻撃がくる。




「氷の中で静かに眠れ、氷針。」




大きな氷の塊。




そう、これは言い切れる。



絶対に針ではない。



そんな場違いなことを考えながらも炎弾を連射してなんとか氷を砕いた。



さすが、頂なだけある。



2人相手は結構大変だ。




「こんなものか?」



「生意気な口をきいていた割には、弱いですね。」




誰も強いとは言ってない。



でもまぁ、さっきからやられっぱなしだし、反撃するとしますか。




「双銃。」




銃を2つにして両手に握る。



右手は水、左手は雷。



潤いキラキラと光る水はどこまでも澄んでいて。



大きな音を立てて強い力で地に降り立つ雷は時に恐怖を、感じさせる。




集中して、イメージしよう。



この2つが合わさって放たれる弾はどんな弾?



色は?



音は?



強さは?



……狙いは?




「全て定まった。」




両手を前に出し、構える。




え?




この間にされていた攻撃?




そんなの……








当たっているわけないじゃないか。







< 172 / 176 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop