紅蒼ノ魔女(仮)
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トラの協力にオッケーした後、もう少し詳しく説明を聞いた。
別にいいって言ってるのに聞けってうるさかったからしょうがなく。
「あたし達は魔獣といって、どの魔女族にも入ってないわ。
だから戦争には直接関係はない。
でも、戦争によって出る犠牲は魔女だけじゃないから。」
リーシィから聞いた。
前回は多くの人間が巻き込まれたって。
「トラは人間を守りたいの?」
「…正直なところそういう訳でもない。
あたしは、あたし達の住む場所や自然達を守りたいのよ。」
小さい声で悲しそうに、でもはっきり聞こえる声で言った。
「魔獣なんていっても大した力はなくて。
自然の力を借りて、あまり目立たずに暮らしてる。」
戦争のせいで生きていけなくなるってことか。
それは困るよね。
関係ない人(?)は巻き込まないで欲しいんだろう。
「結局は自分の為、って言われちゃったら何も言えないんだけど。」
「ま、いいんじゃない。
所詮そんなものだって、生きてるんだから。」
僕からしてみれば面白いから戦争が起きてくれて構わないんだよね。
でもこっちには助けてくれたリーシィだっているし、困ってる可愛い小トラさんもいる。
どうしようかな…
「あんた、いいやつね。」
「でしょ?」
僕の心の声を聞いたら君はどう思うんだろう?
「…戦争は1ヶ月後。」
はやっ!
せめて三ヶ月後とかにしてよ。
「それまでに止められるのが一番いいわ。
でも無理そうならあんたの…カイヒの力で従わせる。」
「…わかった。
じゃあ魔法練習は付き合ってね。」
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トラの協力にオッケーした後、もう少し詳しく説明を聞いた。
別にいいって言ってるのに聞けってうるさかったからしょうがなく。
「あたし達は魔獣といって、どの魔女族にも入ってないわ。
だから戦争には直接関係はない。
でも、戦争によって出る犠牲は魔女だけじゃないから。」
リーシィから聞いた。
前回は多くの人間が巻き込まれたって。
「トラは人間を守りたいの?」
「…正直なところそういう訳でもない。
あたしは、あたし達の住む場所や自然達を守りたいのよ。」
小さい声で悲しそうに、でもはっきり聞こえる声で言った。
「魔獣なんていっても大した力はなくて。
自然の力を借りて、あまり目立たずに暮らしてる。」
戦争のせいで生きていけなくなるってことか。
それは困るよね。
関係ない人(?)は巻き込まないで欲しいんだろう。
「結局は自分の為、って言われちゃったら何も言えないんだけど。」
「ま、いいんじゃない。
所詮そんなものだって、生きてるんだから。」
僕からしてみれば面白いから戦争が起きてくれて構わないんだよね。
でもこっちには助けてくれたリーシィだっているし、困ってる可愛い小トラさんもいる。
どうしようかな…
「あんた、いいやつね。」
「でしょ?」
僕の心の声を聞いたら君はどう思うんだろう?
「…戦争は1ヶ月後。」
はやっ!
せめて三ヶ月後とかにしてよ。
「それまでに止められるのが一番いいわ。
でも無理そうならあんたの…カイヒの力で従わせる。」
「…わかった。
じゃあ魔法練習は付き合ってね。」