紅蒼ノ魔女(仮)
蒼魔
トントンッという音が部屋に響いた。
リーシィかな?
でもさっき来たばっかりだし…
「はい?」
「食事をお持ち致しました。」
そうだった。
部屋に運ばれてくるんだったよね。
「どうぞ。」
「失礼します。」
そう言って入ってきたメイドさんのおすカートみたいなのには色とりどりの美味しそうな料理がのっていた。
お腹が鳴りそうだ。
ってあれ?
1、2…3。
なぜ3人分あるんだろう?
僕とセオとあとは誰のだ?
リーシィ?
悩んでいるとまた一人部屋に入ってきた。
「…サイリ。」
静かに入ってきたのはリーシィの弟で、シュリアの婚約者のサイリ王子だった。
テーブルに料理を並べ終わるとメイドは頭を下げ、部屋を出て行った。
「すまない、許可もなく来てしまった。」
「いや、それはいいけど…」
ビックリした。
まさかそこまで話したことのないサイリが僕のところに来るとは思ってもいなかったから。
「どうかしたの?」
「話したいことがある。
……」
サイリはチラッとセオを見た。
「ごめん、セオ。
外してもらえるかな?」
「わかりました。」
「食事は…」
「いえ、私は平気ですので。
失礼します。」
部屋を出て行ったセオ。
すぐに頭に声が届いた。
『少し外に出てきます。
彼女達が来ているようなので。』
『わかった。
気を付けて。』
『はい。』
閉じていた目を開けた。
「それで、話って?」
「…とりあえず座って、食べながら話そう。」
リーシィかな?
でもさっき来たばっかりだし…
「はい?」
「食事をお持ち致しました。」
そうだった。
部屋に運ばれてくるんだったよね。
「どうぞ。」
「失礼します。」
そう言って入ってきたメイドさんのおすカートみたいなのには色とりどりの美味しそうな料理がのっていた。
お腹が鳴りそうだ。
ってあれ?
1、2…3。
なぜ3人分あるんだろう?
僕とセオとあとは誰のだ?
リーシィ?
悩んでいるとまた一人部屋に入ってきた。
「…サイリ。」
静かに入ってきたのはリーシィの弟で、シュリアの婚約者のサイリ王子だった。
テーブルに料理を並べ終わるとメイドは頭を下げ、部屋を出て行った。
「すまない、許可もなく来てしまった。」
「いや、それはいいけど…」
ビックリした。
まさかそこまで話したことのないサイリが僕のところに来るとは思ってもいなかったから。
「どうかしたの?」
「話したいことがある。
……」
サイリはチラッとセオを見た。
「ごめん、セオ。
外してもらえるかな?」
「わかりました。」
「食事は…」
「いえ、私は平気ですので。
失礼します。」
部屋を出て行ったセオ。
すぐに頭に声が届いた。
『少し外に出てきます。
彼女達が来ているようなので。』
『わかった。
気を付けて。』
『はい。』
閉じていた目を開けた。
「それで、話って?」
「…とりあえず座って、食べながら話そう。」