いちごな3人の女の子の物語
バカみたい。
心配したあたしが、バカでした。
「せっ…先輩……あたし、先輩があたしの事、き…嫌いかと…おもっ…うわああぁぁん!!」
「え……どうしたの」
「…ひっく……、はっ、はい!これ、これです!!」
大泣きしながら、ポケットからチョコを取り出し、渡した。
「あ、あたしの、未来永劫変わらぬ愛です!!」
「……とりあえず泣き止んで。しゃっくりでよく聞こえない」
「先輩〜〜〜っ!!」
世界には、たくさんのカップルがいるんですよね。
だったら中には、こんな2人がいても……いいよね、先輩?
ちょっとわかりにくい甘さの、ほろ苦い愛があっても。
‥END‥