いちごな3人の女の子の物語

「……嘘だろ」

「嘘じゃありませーんっ!真実ですから!あははは〜〜」


まさかの逆転勝利を果たした私は、うなだれる俊吾の前に仁王立ちした。


「あれから挽回して逆転とか、私スゴイじゃーん!ね、俊吾ぉ?」

「……………」

「てゆーかエースが女子に負けていいの?やばくな〜い?」

「……だああぁぁ!!うっせーな!早紀の威力は女子じゃねーし、勝ったのもまぐれだろ!」


しびれを切らした俊吾が立ち上がり、思いっ切り叫んだ。


私はそんな俊吾の脇腹を突いて、さらにイジる。

< 16 / 40 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop