いちごな3人の女の子の物語
「なんてな。とかクールに言ってんじゃねーよ!!ドキドキした気持ち返せし!!」
「…え?」
「だから!!冗談とか、私そういうの通じないの!!そりゃそうでしょ?何年片思いしてきた………」
……ん?
私、今とんでもない事言った?
「早紀、俺の事好きなんか?」
「…だったら何よ?悪い!?」
開き直るって、こういう事だ。
私は床に投げ出された俊吾を仁王立ちで見下ろしながら言った。
てか私、もうちょっと可愛く言えないのか?
今更って感じの後悔を残して、私は俊吾のリアクションを待った。