いちごな3人の女の子の物語

「うん…」


あたしは手を止めて、隣に座る翔太を見上げた。

座ってるのに見上げなくちゃいけないなんて…改めてあたしって小さい。


「えっと…アルファベットの陳列…ですよね〜」

「…はい?」


温厚な翔太の、戸惑いを隠さない声を初めて聞いた。

申し訳なくなって、小さく呻く。


「スペルは…『a tiny bluff』だよね?」


首からネックレスを取って、あたしは翔太に見せた。

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