二つの恋
ケンカ
次の日…。
「おはよー!凛ちゃん!」
『おはよー!桜ちゃん!』
いつものように挨拶をかわした。
「琢磨君!新!おっはよー!」
『桜ちゃん!おはよう。朝からテンション高いね!』
「えへへ。そうかなぁ~?なんか最近学校生活が楽しいんだよね。」
『良かったね!』
「ねぇ。新は?」
『そこで寝てる。』

琢磨君は新が寝てるほうを指さした。
「ほんとだ!寝顔可愛い~!」
『こいつ寝るとき絶対幸せそうな顔して寝るんだ。』

『う~ん…。』
といって新は目をぱちっと開けた。
「おはよー!よく寝てたね。」
『あぁ。おはよ。今何時?』
「もうすぐでHR始まるよ!」
『ありがと。』
そういって新は私の髪をくしゃくしゃっと撫でた。
キュンキュン…。
「うん…。」
なんでそんなにかっこいいの!?
『桜ちゃん!新にキュンキュンしてるでしょ?』
「はい。正直。」
『そっか…。俺はどう?』
そういってあの王子様スマイルを放った。
キュンキュン…。
もうキュンキュンさせるのはやめて。
心臓がおかしくなりそう…。
またまた私は4時間目までまともに授業が受けれなかった。
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