なんでアタシがお嬢様!?

突然

「あき早く起きなさーい」


「は~い。分かってるって!」


アタシは上野亜樹。(うえのあき)

毎日バイトばっかで、色気もくそもない・・・


ピ~ポ~ン



「ふぁ~ぁ~。おはよ!あき」



「おはよ~ん」



「なんでそんなに朝っぱらから元気なの?ちょっと分けて欲しいくらい」




「だって昨日、バイトでたくさんお客さんきたんだ~!!」


「はいはい。よかったですね~」


アタシの隣にいるこの子はアタシの親友の久保田由利(くぼたゆり)


学園でファンクラブ出来るほどの美人!!


「反応うすっ!もうちょっといい反応ないわけ?」


「いい反応ってなによ?」


「え~と、例えば・・・あき、よかったね。あきが嬉しそうだと由利も最高に嬉しいよ!って言ってアタシを抱きしめるとか?」


「アンタはアホか!一々そんな反応してたら疲れてダウンするわ!」


「そんなオーバーなっ!」






「・・・でも、あきが嬉しそうだと、私も嬉しいよ!あきが傷つくのは絶対に嫌だから、ずっと笑っててね」







「由利~!あきも由利が悲しむのはヤだよ。なんかあった時は二人で支えあおうね」




そんな話をしている内に学園に着いた。


< 2 / 89 >

この作品をシェア

pagetop