【番外編更新中】鬱気味お嬢様の甘い諸事情。
ふんっとそっぽを向く。
もうお願いなんて聞いてやんない。
零なんて大嫌いっ!
「嗚呼、ちょっと度が過ぎてました? 申し訳ございません。」
ふてくされる私をよそに、零はなんだか楽しそう。
………もう。
「もういいから、早く言って」
甘いわ……甘すぎるわ、私。
でも、零が喜んでくれるならそれでいいって思ってる私もいる。
「キス…お嬢様からしていただけませんか?」
妖艶に孤が描かれた口元。
キス……。
ま、脱ぐよりはマシよね。
キスも十分恥ずかしいけど……