【番外編更新中】鬱気味お嬢様の甘い諸事情。
そっと、零の唇に触れる。
嗚呼……
自分でしといて恥ずかしいっ!
慌てて布団に潜り込んで、目をつぶる。
これ以上、零の顔……恥ずかしすぎて見れない!!
「一瞬ですか…」
そう物足りなそうに呟く零を無視して、ステレオのスイッチを入れる。
優雅に流れ始めたクラシック音楽。
「もう寝るからあっち行って…」
「かしこまりました」
零を追い払って、一人……
さっきのキスに酔いしれる。
自分からってだけなのに、ドキドキが止まらない。
死んでしまいそう……。
もう、絶対自分からキスなんてしないわ!