【番外編更新中】鬱気味お嬢様の甘い諸事情。
「あたしがあなたの所有物なら……死んだほうがマシよ!!」
あたしは、叫んで……
部屋を飛び出した。
死ぬ前に、零の顔。
ちゃんと見たかったな……
そんなことを思いながら屋敷を出て、ひたすら走る。
どこで死のう?
…飛び降り自殺?
人に迷惑がかかる。
あたし、どうすればいいの?
どう死ねばいいの??
「お嬢様…っ!!!」
零……??
零の声が後ろから、聞こえたような気がした。
恐る恐る振り向くと、愛おしい零の姿が目に入る。