【番外編更新中】鬱気味お嬢様の甘い諸事情。
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☆あのときの零ちゃん☆
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(・◇・){朱里が部屋に入ってきたとき*)
誰かが部屋に入ってくる気配を感じた。
なんとなく……
お嬢様だと分かる。
ゆっくりと握られた右手。
これは、お嬢様確定ですね。
目を開けようか迷ったのですが……
少し意地悪をしたくなってきました。
血が騒ぐんですよね。
最近、お嬢様苛めてなかったですし。
「もう我儘なんか言わないから、戻ってきてよ…」
「一生のお願いだから…目……開けて……零」
「零……愛してる、って…言ってよ………」
そっとふさがれた唇。
痛い身体を起こして、今すぐにでも抱きしめたくなってしまった。
そろそろ起きてあげますかね…
一芝居うつとしますか。